オシロスコープに詳しくなろう

立上り時間の盲点

立上り時間の盲点

立上り時間の盲点 測定器を使用する際はその特性を知らないと誤った解釈をしてしまうことがあります。
オシロスコープも例外ではなく、特に立上り時間は必ず長くなる方に誤差を生じさせてしまいます。原因は大きく分けるとプローブとオシロスコープ自身の帯域制限の影響にあります。
プローブはインダクタンス成分を持つ。インダクタンスのインピーダンスは高周波になるほど大きくなる為、LPFを通したのと類似した状況になります。
更に、オシロスコープ自身もノイズをカットする目的から高周波をカットする回路を持っていることが多いです。言ってしまえば2段のLPFを入れてから波形を見ていることになります。
そうなると、当然のことながら立上り時間は必ず遅くなります。プローブは補正機能がついていることもあるが、オシロスコープ自身の遅延にはそのような機能はないので、必ず遅くなる方向に誤差が生じます。
それを踏まえて使用する機器を選ばないと、せっかく行った試験が無駄になるならまだしも、誤った結論を導いてしまう恐れがあることには注意する必要があります。

オシロスコープの表示を決める波形取込レート

オシロスコープの表示を決める波形取込レート オシロスコープは入力された電気信号の波形をディスプレイに表示させますが、厳密にはそれを完全にトレースしているのではなく、いくつかのポイントを抜き取って表示させる形になっています。
特にサンプル・レートに基づいた表示を行うデジタルのオシロスコープはそれが顕著になります。
そしてその波形をどれだけの頻度取り込むかを決定するのが、波形取込レートです。基本的には1秒間にどれくらいの数を含むかで設定します。その数値が高ければ高いほど、より細かな表示が可能になります。
その波形取込レートの幅はオシロスコープの性能によって決まるため、場合によっては必要に応じられない可能性があります。特により短い時間で細かなデータを読むには数値を上げなければいけませんが、製造側であらかじめ設定されている基準以上にはどうしたって上げられはしません。
したがってオシロスコープを選ぶ段階から意識を向けておかなければならないポイントです。

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